トリアノンの幽霊

1901年フランスで二人の女性が同時に不思議な空間(過去?)に迷い込み、古めかしい恰好をした人々やマリー・アントワネットやその側近と思われる人物を見た、という事件です。

目撃者が二人のため割と信憑性が高く、情報も細かいです。

1901年フランスで観光に訪れていたシャーロット・アン・モーバリーとエレノア・ジュールダンの二人はヴェルサイユ宮殿を訪れていた。そこから離宮である小トリアノン宮殿に行くための道を二人は歩いていた。途中、古いタイプの農具が転がっていたり、見かけないタイプのドレスを着た女性や、まるで絵画が動いているように見える不思議な少女などを目撃した。また、1901年当時既にワクチンが発見されているはずの天然痘に侵されていると思われる風貌の男性を目撃した。周りの樹木も生気が無く、風にそよぐことも無いため、二人は不吉な感じを覚えた。先を急ぎ分かれ道で悩んでいたところ、これまた古い絵画から出てきたような恰好の紳士が現れ、宮殿への道を教えてくれた。紳士のいう通りに進みようやく小トリアノン宮殿の庭園までたどり着くと、そこでスケッチをしている女性を発見した。この女性も当時見たことのない古いタイプのドレスを着ていた。しかしこの女性を見たのはモーバリーのみで、ジュールダンは全く見なかった。そして宮殿にたどり着いた所でそれまで感じていた不吉な感じは無くなり、二人は滞在先のホテルに帰った。

その後二人の体験について情報を集めたところ、小トリアノン宮殿にはマリー・アントワネット幽霊が出現するという噂があるということや、宮殿を訪れた8月10日はパリで歴史的な大虐殺があったことが分かった。また、マリー・アントワネットの側近であるというヴァンドルイユ伯爵は天然痘に侵されており、残されていた絵画で確認したところ二人が道中で出合った男に似ていたという。

この事件は二人が体験をまとめた本を出版したこともあり有名です。また、モーバリーは他にもローマ皇帝の幽霊を見たことがある、など霊感のある人物だったようです。

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